墨田区押上の皮膚科・形成外科 押上なりひら皮膚科・形成外科クリニック 錦糸町 本所吾妻橋

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眼瞼下垂症

眼瞼下垂症とは上まぶたが垂れてきて、黒目の部分に覆いかぶさり、視野が障害されて見にくくなることです。なかにはテープで上まぶたをつり上げて生活されておられる方もいらっしゃいます。

症状

上まぶたが下がってくるために視野が障害されてテレビや信号などが見づらくなるなど日常生活に支障を来すことがあります。上まぶたが下がると、眠い顔をしている様な印象となることが多いようです。

また、交感神経が絶えず刺激された状態が持続するともいわれており、肩こりや頭痛の原因になるとも考えられています。

原因

多くは加齢によって上まぶたをあげる筋肉と上まぶたのつながりが弱くなって、上まぶたをあげる筋肉の働きがうまく上まぶたに作用しなくなることが原因です。その他、生まれつき上まぶたをあげる筋肉の機能障害があって、上まぶたを挙上する機能がなかったり、弱い場合もあります。

また、神経疾患によって上まぶたを挙上する指令が筋肉にうまく伝わらないことが原因の場合などがあります。

治療

加齢による眼瞼下垂症の治療は手術による方法が行われます。部分麻酔で痛みを取り手術します。片側で約45分ほどで、入院の必要性はありません。入浴は普通は翌日から可能です。まぶたのしわにそって切開し、まぶたをあげる筋肉をまぶたにしっかりと縫いなおす方法です。

切開した部分は時間とともに目立たなくなります。切開した部分をぬった糸は約1週間後に抜糸します。おかしくないくらいに腫れが引くのには約1週間ほどかかり、完全に腫れが引くのに1ヶ月~2ヶ月ほどかかります。まぶたの皮膚は薄いため、皮下出血斑(あおたん)ができる場合もありますが、2週間~3週間ほどで消えます。

先天性の眼瞼下垂の場合は太ももにある大腿筋膜という、筋肉をつつんでいる膜をまぶたに移植して、まぶたをつり上げる筋肉とまぶたの連結を再建します。年齢にもよりますが、小児以外では部分麻酔で手術可能で、入院の必要はありません。

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